ほとんどの医師は自己肯定感が低く、強い劣等感をかかえている…その理由とは

先日、某所で某医師から興味深いお話を伺いました。
その医師いわく「ほとんどの医師は自己肯定感が低く、強い劣等感をかかえている」というのです。
医師と言えば、子どもの頃から優秀で、自信のある人、少々自信がありすぎて偉そうな人が多いのでは、と思っていたから驚きました。
でも、そういわれれば!
医学部に行くほど勉強を頑張る、ということは。
子どもの時から、「優秀であること」を親から求められ、それに応えようと必死だったのかもしれませんね。
そう考えると、いろいろと納得がいきます。
なぜ患者さんの気持ちを考えて発言できないのか、なぜ新しい情報を受け入れ、治療方針を変えないのか。
治療者さんも同じです
鍼灸師になってから、他の治療法や治療者を受け入れられない人をたくさん見てきましたが、自分を守るために他者を排除せざるを得ないのです。
自分が満たされている人は視野が広く、他者にも寛容です。
「治療にはプラシーボの影響があるよね」
「治療法はなんでもいいよね。患者さんがよくなるといいよね」
と言う風に。
結局、医師も治療者も、幸せな人が患者さんを幸せにできるのです。
いい治療者になりたければ自分が幸せでいることです。
【対話の学校】が、他の治療者向けのセミナーと決定的に違う点は、治療者自身の幸福をまじめに考えているところだと思っています。
たとえば、今週末の『第5講「認知」とはなにか? 認知行動療法をどう使うか?』では、自分の思考感情を客観視し認知の歪みに気がつくことを目的にしています。
治療現場で役立つことはもちろんのこと、みなさん自身の幸福にもおおいに役立ちますよ。