「ほとんどの医療はどっちでもいい」理由

こんにちは、伊藤かよこです。
さて、1月12日(土)は「おまかせしない医療にむけて」というイベントに参加してきました。ここでも「対話」の重要性が話題になっていました。
数名の演者の中でも私は特に、名郷直樹先生のお話が聞きたくて参加しました。
「ほとんどの医療はどっちでもいい。生と死もそれほど問題ではない。ぼくが死んだらぼくの家族とまわりの人はしばらく悲しむでしょうが、世の中に大きな影響はない」
という名護先生の言葉に、その通りだと私も思いました。
日本では「死」を大ごとにとらえすぎなのです。
行ったことはないですが、インドでは死体が川に流れているとか。
地球上では、計算上1秒間に1.8人の人が死んでいるらしいですね。
少し離れたところから地球全体を俯瞰すると、死はごくありふれた出来事ですし、自分の死だってその中のひとつです。
また、すべての人がいずれ死にます。今死ぬのと80歳で死ぬのでは、約30年違いますが、これも地球の歴史からみると一瞬です。
という、視点はありますか?
同じような人とつき合い、同じような人の話だけ聞いていると、自分の世界が狭くなってしまいます。狭くなると、目の前の問題を大ごとだと感じます。
それこそ「死」にくらべれば「腰痛」なんてどうでも良くなります。
「腰痛」がどうすれば治るのか、そのことために時間やお金を費やすのがもったいなくなります。
大事なのは、「100%死ぬ私は、今日1日をどのように生きるの?
ということだけです。
もし、みなさんのまわりにこんな話ができる人がいないなら、ぜひ、私たちの仲間になりましょう。そして、いろんな話をしましょう。