『人生を変える幸せの腰痛学校』を読んで楽になれる3つの理由

僕は「帯」が付いている本を読むとき、まず帯を外します。
正直、アレって読むとき邪魔じゃないですか??町娘の帯をクルクル回して外す悪代官になったつもりで(笑)。
もっと言うと「カバー」を着ている本も容赦なく脱がせます。なんかツルツルして読むときに持ちにくくないですか??
ということで僕に読まれる本は帯が付いているものを帯を、カバーを着ているものはカバーを脱がされて、その使命を果たします。
悪代官こと、神保貴雄(@minamiounuma)です。
と、まぁどうでもいい話はここまでにして(ニヤリ)今日は腰痛に関する本を紹介していきますね。
赤い本=腰痛は怒りである
以前にも『腰痛』に関する本を紹介しました。
この赤い本からもらった多大なる衝撃については、こちらの過去ブログをご参照ください。
[blogcard url=”http://jinbotakao.com/post923″]今回紹介する本はそれと同じ…いやそれ以上のディープインパクトを2016年12月に僕に与えてくれました。
赤い本が「お父さん」だとすると、こちらの金色の本は「お母さん」と形容するのがしっくりきます。まぁ、著者が赤が男性で、金色が女性なので当たり前なのですが…(笑)。
人生を変える幸せの腰痛学校
長谷川先生が書いた『腰痛は怒りである』が厳格でビシッと叱りつけてくれる父親的な存在で、伊藤かよこ先生が書いた『幸せの腰痛学校』はやさしく諭してくれる母親的存在とでも言いましょうか。
どちらも腰痛で苦しんでいる人々の道しるべになってくれるおすすめの一冊です。
ということで、腰痛学校を読んでみての感想を3つのポイントに分けて紹介させていただきま~す!!
ひとつめの理由は小説形式
ここまで付箋を付けてしまうと、どこがポイントなのか…逆にわからなくなるような気がしますが付けられずにはいられませんでした。
(誰か僕に有効な付箋の付け方を教えてください)
内容については是非、お手元にとってご自身で読んでいただきたいので、ここでは触れません。
僕が個人的に思ったことをネタバレしない程度に『3つの優れている理由』としてお伝えいたします。
まず、ひとつめは“小説形式”で書かれている、ということでしょう。
『腰痛は怒りである』の著書、長谷川先生も本書巻末の解説で…
本書は私の知る限り、腰痛の改善を目的として書かれた世界で初めての小説形式の本である。
と紹介している通り、腰痛に関する本なのに医学書という小難しい形ではなく、“小説”という親しみやすい形で書かれています。
そんな風に言われても「えっ!?本を読むと腰痛が改善する??意味がわかんない!!」と思われると思います。
このサプライズというか逆転の発想が、この本のひとつの存在意義にもなるのでは…と考えられます。
「腰痛は怒りである」の中にも“パラダイムシフト”という言葉がでてきます。
パラダイムシフトとは、その時代や分野において当然のことと考えられていた認識や思想、社会全体の価値観などが革命的にもしくは劇的に変化することをいう。
よく『天動説と地動説』で例えられますよね。大昔の人は地球の回りを太陽が回っていると考えていました。
科学が発達していろいろな研究が進むと、地球が太陽の回りを回っていることがわかりました。こういう考え方や思想、価値観が180度ひっくり返ることをパラダイムシフトと呼びます。
『本を読んで腰痛を治す』
これ以上のパラダイムシフトを僕は未だかつて知りません。
長谷川先生の運営するTMSジャパン公式サイトで「読書療法」の有効性についての記述があります。
欧米では当たり前になりつつあるようです。
『本を読んで腰痛を治す』
大切なことなので何度も言いますが、キツネにつままれた気分ですよね?でも、本を読むことで完治とはいかなくても、痛みが和らぐ人がたくさんいることは事実です。
これをパラダイムシフトと言わずになんと表現したらいいでしょうか。
あとは読むか?読まないか?はあなた自身の問題。
関連書の「嫌われる勇気」というベストセラーにこんな一説があります。
馬を水飲み場に連れていくことができるが、水を飲ませることはできない
同じように僕がこの本を紹介しても、あなたに無理矢理読ませることはできません。
本書の中にもありますが、やるかやらないかはあなた次第。試して痛みが良くならなかったら、また別の方法で試してみればいいだけです。
この本を読むことだってリスクと言えば1400円(+税)を払うだけ。本屋さんで買うかアマゾンで買えば送料もかかりません(笑)
多少時間は持っていかれますが、それくらいの心の余裕がなければ治るものも治りませんよ。
ふたつめの理由は勇気
それともうひとつ、この本の優れたところは読み終えたあとに温かな『勇気』がもらえること。
僕も、もともと腰痛持ちでたまに痛みに襲われることがあります。
先日も背中に強い痛みが出たのですが、本の中に出てくる方法を試してみたらスーッと痛みが楽になりました。「だから、あなたもそれを試してください!」と言っているのではありません。
そういう細々としたテクニックではなくて『腰痛に対する勇気』がこの本を読んで僕の中に備わったのだと感じました。
もちろん痛みをクリアにするためは、それなりのテクニックと経験が必要です。でも、それだって一番下の土台に“勇気”がなければ上手く機能しません。
「腰痛は自分でなんとかできる!」
勇気という名の土台がしっかり自分の中にあれば、どんな強い痛みに襲われてもひるむことはありません。あとは本書の中に出てくる方法を参考にしてみてください(笑)
3つめは理由は仲間の存在
最後のひとつは「共同体感覚」というキーワードです。
ひとことで言うと本に出てくる登場人物のひとりひとりが欠かせない存在として描かれているところ。
基本的には密室(病院の一室)での会話の中でストーリーが展開していくのですが、登場人物が「腰痛」というひとつのテーマに沿ってブレることなく話が進んでいきます。
まるで『腰痛』という犯人を追い詰めていく密室殺人事件のよう(笑)。
ふつうは探偵一人が先に立って犯人を追い詰めていくのですが、この本のすごいところは登場人物みんなで力を合わせてジワリジワリと犯人のアリバイを崩し、聞き込みをして証拠を揃え、最後には逮捕してしまうところです。
この仲間との絆や存在、連帯感のことを業界用語で「共同体感覚」と呼ぶそうです。そういった意味では読み物としても十分興味深いのではないかと個人的には思います。
くわしいことを説明してしまうとネタバレになってしまうのでギュッ!なんとか我慢してここまにしておきます(笑)。
最後に「『人生を変える幸せの腰痛学校』を読んで楽になれる3つの理由」まとめ
最初にお話しました。
『腰痛は怒りである』という赤い本は父親のような存在
『幸せの腰痛学校』という金色の本は母親のような存在。
この二人としっかりと手を握り合い“痛みという暗闇”に一歩だけ歩を進めてみてください。
新しい世界があなたを待っています。恐れることも慌てることなく受け止めてみてください。
「腰痛を治したければ、腰痛を治そうとしたらアカンのですわ」
この言葉の本当の意味がストーンと腑に落ちます。
まずはそこから!!
じんぼのまとめ
いつか僕も本を出してみたいなぁ…(ムフフ)