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【腰痛学校】メールマガジン

脳裏に深く刻まれたレントゲン画像~僕が慢性腰痛だった頃~①

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こんにちは。奥野ゆうです。

いきなりですが、実は僕も慢性腰痛経験者です。

10代後半に数年間慢性腰痛に悩まされていました。

なぜ腰痛になり、慢性腰痛へと移行し、その後いかにその状態から痛みを感じないようになったのか。その時の経験を書いていきたいと思います。

 

あれは忘れもしない高校1年生の…

あれ?2年生だったかな?笑

辛かった経験も過ぎ去ると忘れてしまうものですね。たしか1年生の冬か2年生の春くらいだったかと思います。

僕はボート部に所属し、それはもう一生懸命練習に明け暮れていました。なぜボート部に入部したかというと、特に深い理由はなくただ後ろの席の子が入部したから。というなんじゃそりゃな理由でした。ボートと言われても多くの方は全くイメージがわかないと思います。有名どころだと毎年隅田川で行われる「早慶レガッタ」。昔はテレビ中継していましたね。(今もテレビ中継があるのかはわかりませんが。)僕と同年代の方ですとドラマ「愛という名のもとに」が一番ピンとくるかもしれません。キャストは鈴木保奈美、唐沢寿明、江口洋介など。脚本は野島伸司。主題歌は浜田省吾の「悲しみは雪のように」とめちゃくちゃ豪華です!トレンディドラマ真っ盛り。バブルの薫りが漂いまくります。このドラマでは男女7人の人間模様が描かれるのですが、なんとこの7人が大学ボート部で青春時代を過ごした仲間という設定なんです。まぁ、僕は当時このドラマの存在を知らなかったのですが、リアルタイムで観ていた一つ上の先輩の代は部員数がとても多かったです。テレビの影響ってすごいですね。そうそう、中学時代はスラムダンクが大人気でバスケ部員が急増してたなぁ。

 

話がそれました。(笑) 後ろの席の同級生が入部するからという理由で見学に行き、そのままボート部に入部した僕ですが、練習に参加するようになって驚きました。ボートってすごくハードな競技なんです。中学時代はテニス部で一応エースで体力に自信があったのですが、必要とされる能力が全く違います。最初は新入生向けに練習日数も少なかったのですが(いきなりキツイとやめちゃいますからね…)、徐々に練習もきつくなり、かなりのやせ型でひょろひょろだった(今もそうですが)僕は、急激に筋肉がついたことで肉割れするほどでした。今思えば全く自分の身体的な特性に合ってなかった競技ですねー。

 

生来の負けず嫌いでしかも真面目だったので挫けることもなく、それはもう一生懸命練習に明け暮れました。しかし、徐々に腰に違和感を覚えるようになっていたのです。

腰に違和感、休むべきなのか?でも休みたくない。複雑な気持ち。

出場する試合が決まっている。出場するからには少しでも良い成績を残したい。練習を休んだら遅れてしまう。

僕は2人乗りの艇に乗っていました。

僕が休む=練習が全く出来ない。迷惑をかけることになる。

僕がリタイアする=試合に欠場することになる。迷惑をかけることになる。

親に言う=練習休めと言われるかもしれない。

心配かけることになる。迷惑をかけることになる。

 

振り返ると思考がガチガチに固まっていて視野もとても狭いですね。でも、当時は必死でした。

そのような思考に支配された僕は、当然のように誰にも腰が痛いことを言わずにただ耐えていました。限界が来るまでは。

 

ギックリ腰にはならなかったのですが、通学電車で立っているのがツライ、授業中に座っているのもツライ、寝てるときもツライ。 

 

「もう限界だ」

 

試合のシーズンが終わったこともあり、腰が痛いことを親に伝えると整形外科への受診を勧められました。

病院に行き慣れていない僕は、やや緊張しながら病院に向かいます。院内の無機質な雰囲気がさらに緊張感を高めます。

問診票を記入して、レントゲンを撮って、診察です。

「椎間板や骨に異常はないね。ここら辺が曲がって見えるけど。湿布出しとくから様子見て。」

はい、終了〜。

内気な僕はそれ以上なにも聞けず、気持ちも身体も全くスッキリしないまま診察室を後にしました。

ただ、腰椎が彎曲しているレントゲン画像だけがしっかり印象に残りました。

日常と違う空間、緊張してビンビンにアンテナを張っている神経。

能面のような医者の表情とその背後に映し出された僕の曲がってるように見える腰。

僕の腰は曲がってるんだ。普通とは違うんだ。

不安と湿布を抱えて病院を後にしました。

②に続きます。

 

ちょっと補足です。

僕の個人的な考えですが、子供や学生は一生懸命やっている子ほど痛いとか言いません。

でも、痛み始めの原因はオーバーワークが多いと思います。振り返れば僕の腰痛もそうです。早目に休んでいたら慢性腰痛に移行して何年も悩まされることはなかったと思います。

もちろん今でも十分目を配っていると思いますが、変化に気づいてあげられるように、また言い出しやすい環境が整備されるように願っています。その子の今後が変わりますので。

 

 

 

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