料理のおまかせはいいけど、医療のおまかせはよろしくない。

みなさん、こんにちは。奥野ゆうです。
今日は伊藤さんが紹介していたこちらの動画の内容について書いていきたいと思います。
「Mindsフォーラム2019」
「おまかせしない」医療に向けて:患者と医療者は何をシェアしていくべきか?
トータルで3時間近い講演です。表題をみるだけで興味がわいてきますね。
今日は、講演1:なぜ医療はおまかせできないのか? (がん研究センター 田代 志門氏)
の内容を自分なりに要点をまとめたものになります。
動画を見る時間がない方の参考に少しでもなればと思います。
おまかせの用語説明をwikipediaからの引用で説明するのですが、特に強調していたのが、
「おまかせは一種のギャンブルであり、一般的にはアラカルトで注文した料理より値段の高い料理が提供される」
おまかせはギャンブル
おまかせはギャンブル
料理のおまかせ(=ギャンブル)は、何度でも繰り返しできる選択で、気軽に賭けを楽しめる。可逆的。
医療においては、ほとんどが不可逆的。結果が出るとその結果を長く背負っていくことになりかねない。
つまり、料理で医療を例えるのは不適切。
何十年も住むことになる家を建てることに例えた方が良いかもしれない。
医者に全部おまかせは難しい。
これまでの医療上の意思決定はインフォームドコンセント。説明に基づいて同意していく。しかし、医者側から、または患者側からの一方通行になりがち。
現在は共同意思決定。哲学者の清水哲郎氏が提唱している「情報共有ー合意モデル」。
医師におまかせするのも変だし、本人におまかせするのも変。一緒に決めていくのが基本。お互いに説明し合って理解し合って、その後に合意する。
しかし、現実では医者と患者という立場の違う人間同士。難しいのでは?
また、医者側の意見が一枚岩ではないことがある。
同じように患者側も一枚岩でないことがある。(本人と家族の意見が違うなど。)
この後に続く講演の入口的な位置づけということで、講演1はここで終わりとなります。
僕なりにまとめてみました。(もし実際の内容と違っていたら僕の力不足です。指摘いただけたら嬉しいです。)
この後の講演がどうのように展開していくのか。とても楽しみです。
今後も同じようなスタイルでまとめていきたいと思っています。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。